日本文学領域では、日本の古典文学および近・現代文学を対象に、総合的、専門的に研究や教育を行っています。
この領域では古典文学および近・現代文学の個々の作品を、綿密で実証的な方法によって分析・読解するとともに、作品相互の比較研究、あるいは学際領域との比較検証などを通じて、日本文学の特質を究明することを目的にしています。
この領域には、現在学会で第一線に立つ教員3名が所属しており、下記の授業を開講し、研究と教育に当たっています。
この領域に所属する大学院生は、現在およそ5名です。ほかに随時国内研究員、外国人研究員、研究生が在籍しており、活発に研究活動を行っています。
筑波大学附属図書館には、日本古典文学研究に資する古写本・版本などの古典籍はもとより、近代・現代文学に至るまでの貴重な蔵書が豊富にあり、研究の環境はまことに良好です。
研究活動の成果は、国内外の学術雑誌、学内の紀要(「文藝言語研究」)や学会誌(筑波大学日本語日本文学会誌「日本語と日本文学」、筑波大学日本文学会「稿本近代文学」)に、毎年数多く発表されています。日本文学領域の研究水準は学界で極めて高い評価を受けております。
大学院修了者の多くは学位取得後、研究・教育機関(大学・研究所・官庁・高等学校等)に就職しています。
谷口孝介 | 日本文学(古代文学) ― 菅原道真を中心に古代・中古漢文学を研究する |
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吉森佳奈子 | 日本文学(中古文学) ― 『源氏物語』を中心に中古物語文学・注釈史を研究する |
馬場美佳 | 日本文学(近・現代文学) ― 明治期の小説を中心とした近・現代文学研究 |