筑波大学

領域案内

HOME > 領域案内 > 中国文学領域
文字サイズ変更 文字サイズを拡大 文字サイズを縮小

中国文学領域

領域紹介

文学作品はすべて言葉によって成り立っています。この言葉を一つ一つ丹念に読み解いてゆくところから文学研究は始まります。これはもちろん中国文学に限ったことではありませんが、一つ一つの言葉に長い歴史と伝統の刻まれた中国文学を研究する場合、特に言葉に対する豊かな感性を培うことが重要です。

大学院の授業は大学で学んだ様々な知識を前提として進めていきますので、はじめに大学での授業内容を簡単に紹介しましょう。まず入門段階では、文学史や概論によって、中国文学を学ぶための一般常識や基礎知識を提供すると同時に、『史記』や『唐詩三百首』などを教材にして、中国の言葉がいかに奥行きの深いものであるかということを教授します。次の段階では、詩文のアンソロジー、文学論、小説、あるいは特定の詩人の作品などを教材にして、教員の専門領域に即した授業が展開されます。

以上のような大学での勉学の成果を土台に、大学院では更に高度な内容の授業が行われます。六朝文学、唐代文学、近世小説などを取り上げ、研究を深めることを目指します。例えば、『文選』や『芸文類聚』などに収録されている作品、近世小説では『三国志演義』などを読みながら、問題点を指摘し、意見を述べ合います。また、中国の古典文献をいかに読解するかについて、具体的な作品に即しながら考察したり、文学の周辺のテキストを用いて授業を行うこともあります。文学研究は哲学・歴史・思想など多方面の業績を吸収することによって、一層豊かな成果を上げることが出来ると同時に、文学自体に内在する固有の課題を追求することも忘れてはなりません。授業はすべて演習形式で行われ、担当者は資料を作成して自分自身の見解を表明する必要があります。

大学院の授業は大学と異なり、知識の授与のほかに研究論文の執筆を目的として進められます。従って、受講者は授業のディスカッションの中から、論文のテーマを見つけ、各自の関心に応じて研究を深めてゆかなくてはなりません。最終目標は博士論文の執筆にあります。博士論文を執筆するためには先行の研究論文に学びながら、なおかつ自分自身の独創性を発揮することが要求されます。

開設授業

概要(PDF) / シラバス(PDF)

担当教員

稀代麻也子 中国文学(六朝文学)
小松建男 中国文学(近世小説)