
一般言語学領域では、特定の個別言語の枠にとらわれず、実証的な言語研究の方法を考究し、それを実践することを目標とします。特定の個別言語の枠にとらわれないため、当研究科の言語学分野で専門領域の置かれていない個別言語を研究することもできますし、複数の個別言語を視野に入れた研究をおこなうこともできます。
多様な言語を専門とする教員や学生相互の交流を通して、人間のことばを幅広く視野に収めることができるのも当領域の魅力のひとつです。現在の担当教員はそれぞれセム系、スラヴ系の諸言語および中国語、韓国語を専門とし、在学生は日本語、中国語、シリア語、ロシア語、ワヒー語、タジク語、ウズベク語、手話など、多岐にわたる言語を研究対象としています。
当領域では、音響解析機器と脳波計を備えた実験設備を活用して、在学生が中心となって音声の音響実験や事象関連電位を用いた脳波実験を実施しています。脳波実験では、聴覚面に特化した音声課題だけでなく視覚刺激による文字・文法・意味課題にも取り組み、実証的な「実験言語学」に挑んでいます。
実証研究のもうひとつの柱は、文献学のトレーニングです。学生は、アフロアジア諸語、スラヴ諸語を記した文字資料の扱い方、一次資料に立脚した研究方法などを身に付けることができます。
開設授業は下記のとおりですが、授業以外に教員と在学生による月例研究会を開いています。これは、各自の研究テーマを披露して、多様な言語を専門とする参加者と意見交換をおこなう場です。また、応用言語学研究室と共同で『言語学論叢』という学術誌を1982年から発行しています。
当領域およびその前進である文芸・言語研究科一般言語学コースの出身者は、言語類型論、音声学、各種個別言語の専門家として、全国の大学で活躍しています。彼らが中心となって筑波一般言語学研究会を組織し、『一般言語学論叢』という学術誌を発行しています。
当領域のウェブサイト(http://www.lingua.tsukuba.ac.jp/~ippan/)でメンバー(教員、在学生、OB)の一覧、月例会情報、『言語学論叢』『一般言語学論叢』を閲覧することができます。同サイトに担当教員の連絡先も掲載してあります。
歴史言語学A、B(池田潤)、言語政策論A、B(臼山利信)、中国語学A、B(池田晋)
| 池田潤 | 歴史言語学、セム語学 |
|---|---|
| 臼山利信 | 言語政策論、スラヴ語学 |
| 金仁和 | 対照言語学、韓国語学 |
| 黄賢暻 | 音声学、実験言語学 |
| 池田晋 | 対照言語学、中国語学 |