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イギリス文学領域

領域概要

イギリス文学領域では、中世から現代まで、また詩や演劇から小説・批評に至るまで、さらには、イギリス本国はもとよりひろく英語圏世界において、英語で記述された文学・文化テクストを対象に、多様な教育研究活動を展開しています。

院生は、各自の関心に応じて自由に研究テーマを設定した上で、徹底した教育のもと、研究構築のノウハウと技術を習得し、研究者や高度専門職業人として自立するよう指導されます。

教育指導指針・目標

本領域の教育目標は、優秀なイギリス文学の研究教育者の育成であることは当然ですが、それと同時に、英語で書かれたテクストはもとより、あらゆる文化現象を明晰に解析する高度専門職業人の養成をもめざしています。

この目標達成のために、本領域では、つぎの5項目の教育指針を大切にしています。

  1. 精確な英語読解能力の育成
  2. テクストの分析能力および意味の把握能力の育成
  3. 課題を設定し、みずからの力で解決するタスク・パフォーマンス力の育成
  4. 課題解決の成果を、明確明瞭な文章やスピーチで発信・表現するプレゼンテーション能力の育成
  5. 教育研究の専門家としてのプライドと品格を備えた人物の育成

要するに、学問的にも、また人としても、お互いに成長してゆけるような、そのような環境を常に提供できるよう、本領域は心掛けています。

指導体制

学会の第一線で活躍する本領域スタッフの教育に加えて、隣接の総合文学領域および現代語・現代文化専攻のスタッフの指導、さらには、著名な研究者の招聘を通して、常に院生が、学会の最前線の成果を身近に享受できるよう、教育システムが運営されています。

さらに、修士論文や博士論文の作成に当たっては、徹底した個人指導を通して、厳格な学問的姿勢と同時に独創性を備えた人材の涵養をおこない、いかなる局面においても、きちんと仕事のできる教育者・研究者の育成をめざしています。

研究活動

院生は入学後、最初の中間目標である修士論文の作成に向けて、指導を受けることになります。修士論文完成後は、博士論文の作成に向かうことになりますが、それと並行して、日本英文学会など全国レヴェルの学会での研究発表、全国レヴェルの学術誌への論文掲載、また場合によっては外国留学が奨励されます。

本領域には、こうした院生の研究活動を支えるものとして「筑波イギリス文学会」が設けられ、定例学会での研究発表、機関誌『筑波イギリス文学』への投稿などによって、院生は日々研鑽を積んでいます。

研究環境

筑波大学の前身である東京教育大学以来の、幅広い時代・学問分野にわたる優れた蔵書が自慢ですが、特にイギリス文学関連では、今日では入手がむずかしい20世紀前半に出版された全集や研究書が、本学では手軽に利用できます。

また、経済的側面では、学生寮の入居や授業料の減免また各種奨学金により、院生の生活面が多方面からサポートされる体制が整備されています。

進路

大学院修了者の多くは、大学や高等学校などの高等教育機関に就職しています。近年の主な就職先は、静岡県立大学・一橋大学・帯広畜産大学・筑波大学・東京成徳大学・成城大学・常磐大学・沖縄国際大学・帝京大学・新潟県立高校・群馬県立高校などです。

開設授業

概要(PDF) / シラバス(PDF)

担当教員

佐野髢 教授 博士(文学) 初期近代文学文化研究、科学思想

問い合わせ先

佐野髢:sano.takaya.ge●u.tsukuba.ac.jp
(●を@にかえて、ご利用下さい)