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英語学領域

領域紹介

英語学領域は、現代言語学の文法理論を中心とした主要研究領域をカバーできる体制になっています。5名の担当教員の研究領域は、語彙論、形態論、統語論、意味論、語用論などにわたり、学生がこれらのどの分野を専門領域に選んだとしても、しかるべき研究指導が受けられるようになっています。

今日の英語学研究においては、一方の極に生成文法に代表される生成論的パラダイムがあり、他方の極に認知言語学に代表される認知論的パラダイムがあります。本領域の大きな特徴の一つは、生成論と認知論の両パラダイムに学生が接することにより、その基本的な言語観と方法論を十分に理解したうえで、両者を統合するような形で研究を進めていくことができる点にあります。

さらに、本領域では、英語を一つの個別言語として研究するだけではなく、特に日本語と比較対照することにより、言語の普遍性と相対性の問題に結びつけて研究することも重視されています。

このような特徴をもつ本領域では、学生がどのような領域を専門的に研究するにせよ、(1)英語学・言語学に関する基本的知識の修得、(2)言語データに対する洞察力の養成、(3)明晰な議論の仕方の修得、(4)批判的精神と自律的思考力の養成の4点を念頭においた研究指導が行われます。これは、(1)-(4)の要件が説得力のある独自の研究を行うための必要条件と考えられているからです。

本領域では、授業以外に、「英語学談話会」という、学生・教員参加による研究会を月に一回行っており、毎年秋には、「筑波英語学会」という研究発表大会を開いています。また、学生による読書会も積極的に行われています。特に筑波英語学会については、研究発表大会の開催、学会誌の刊行など組織の運営はすべて学生が行っています。学会誌はTsukuba English Studies(通称TES)という英文研究誌で、全国的な学会の機関誌とともに、論文発表の一つの場となっています。TESについても、学生から選ばれた編集委員が責任をもって論文の審査および編集にあたっており、掲載論文はすべて一定の水準を保つものとなっています。

このように、本領域では、教員からの研究指導に加えて、学生自身が自主的に研究活動に取り組む体制も伝統的に確立されており、学生同士が切磋琢磨しあいながら研究が進められています。本領域には、在学中にアメリカの主要大学に留学し博士号を取得した人もいますし、また、本研究科に博士論文を提出し博士号を取得した人もいます。本領域の出身者は、英語学研究者として、全国の国公私立大学で英語学・言語学・英語などを教える職についており、現在、学界で精力的に活躍している人が多数います。

本領域についてさらに知りたい方は、http://www.lingua.tsukuba.ac.jp/eigogaku/ をご覧下さい。 お問い合わせは、廣瀬(hirose.yukio.ft*u.tsukuba.ac.jp)まで(*をアットマークに変更してください)。

開設授業

概要(PDF) / シラバス(PDF)

担当教員

廣瀬幸生 英語学(意味論・語用論・語彙論)
加賀信広 英語学(生成統語論・文法論)
島田雅晴 英語学(理論言語学・統語論・形態論)
和田尚明 英語学(意味論・文法論)
金谷 優 英語学(構文文法理論・語用論)

最近提出された博士論文の題目

2007: Motivations for the Meanings and Functions of Constructions: With Special Reference to English Constructions with Have and Get
2008: Causation and Reasoning: A Construction Grammar Approach to Conjunctions of Reason
2009: A Semantic and Pragmatic Investigation of Possessive Constructions in English and Japanese
2009: A Unified Approach to Pragmatically Licensed Constructions in English
2010: English Cognate Object Constructions and Related Phenomena: A Lexical-Constructional Approach
2011: The Dual Behavior of Postverbal Elements in English: A Parallel Architecture Approach
2011: Parametric Variations in A-Movement between Subject-Prominent Languages and Focus-Prominent Languages
2011: Form, Meaning, and Discourse: The Semantics and Pragmatics of Conditional Constructions in English and Japanese
2012: Prepositional Subject Constructions in English and Their Implications for Linguistic Markedness
2013: A Theory of Labeling in the Minimalist Program:Valuation in Merge and Its Application
2013: The Syntax of Causality: An Investigation of Event-Denoting Expressions in English
2014: A Construction Grammar Approach to Constructions with Intensifying Readings in English: With Special Reference to Fake Object Resultative Constructions, Body Part Off Constructions, and V the Hell Out of Constructions
2015: A Functional Approach to English Constructions Related to Evidentiality
2015: A Study on Cross-Linguistic Variations in Realization Patterns: New Proposals Based on Competition Theory
2015: Possessive Have, Existential Have, and Related Phenomena: Binding Relations Represented in Conceptual Structure
2017: Path Coercion and Compositionality: A Comparative Study of Motion Expressions in English and Japanese
2017: A Study on Semi-lexical Categories in Word-Formation in English and Japanese

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