『日本語と日本文学』バックナンバー
※以下の論文タイトルをクリックすると機関リポジトリのページに移動します。
第50号 2010/02/26刊行
- 『和泉式部日記』における「巌の中に住まばかは」の古歌をめぐって
渦巻 恵 - 幸田露伴『幽情記』の典拠考
王 菁潔 - 紀貫之「袖ひちてむすびし水」の解釈
隋 源遠 - 生態場における生態学的意味の生成―第三段階:意志の形成段階における生成―
岡崎 敏雄 - 馬場辰猪『日記』から見た『日本文典初歩』第2版の考察―成立および特色を中心に―
金沢 朱美 - 時の状況成分と頻度の修飾成分との共起と語順について
彭 玉全
第49号 2009/08/31刊行
- 「和習」の淵源―『新撰万葉集』巻上の漢詩を中心として―
谷口 孝介 - 粟田山の梅―「みだれ髪」における梅の花の歌の意義―
福山 恵理 - 1930年代論と『綴方生活』
飯田 和明 - 中世末期以降のテアル構文―狂言台本虎明本を主資料にして―
神永 正史
第48号 2009/02/28刊行
- 海人とか見らむ旅行く我れを―人麻呂羈旅歌の表現―
三田 誠司 - 作家出発期の鏡花―紅葉の添削とその影響を中心に―
魯 惠卿 - 「あの人」を問うこと―大江健三郎「みずから我が涙をぬぐいたまう日」―
服部 訓和 - 「ようだ/ようだった」「らしい/らしかった」における「主体的な側面」と「客体的な側面」―副詞との共起関係から―
金 惠娟
第47号 2008/08/31刊行
- 一人称による語りの可能性―泉鏡花「黒壁」「聾の一心」を中心に―
魯 恵卿 - 『今昔物語集』巻二十九と仏教―本朝世俗部の編纂意識をめぐって―
舩城 梓 - 「彼の朝鮮行」が語るもの
梁 智英 - 朝鮮が再現した「満洲」―『東亜日報』新聞記事と金東仁「赤い山―ある医師の手記―」―
柳 水晶 - 呉天賞「蕾」からみる〈恋愛〉と〈植民地近代化〉
呉 亦昕 - 三島由紀夫「十日の菊」における同一化への眼差し―〈見られる〉肉体の美学―
洪 潤杓 - 話し合い指導における学習過程上の困難点―状況的認知アプローチからみた事前・事中・事後指導―
長田 友紀 - 『春色梅児誉美』における否定助動詞の研究
中沢 紀子 - 平安中期のテアリ文における他動詞構文について
神永 正史 - 移動動詞の格表示とアスペクト形式との関係―韓国語との対照の観点から―
許 宰碩 - 日本語と中国語における使役起動交替―中国語の単音節動詞の場合を中心に―
崔 玉花 - 状態記述2次述部と「で」
李 昇祐
第46号 2008/02/29刊行
- 和泉式部日記』成立試論―「源重之女集」「子の僧集」との関連をめぐって―
渦巻 恵 - 空海入定留身説話の形成に関する一考察
辻本 弘 - 記紀歌謡の対句表現―進行形式における時間と空間―
田中 真理 - 『本朝神仙伝』の「上宮太子」条をめぐって―太子尸解説及び穆王・黄帝説話との関連から―
馬 耀 - 都会病の有情滑稽―岩野泡鳴「浅間の霊」―
鷲﨑 秀一 - 近現代における「推定」のモダリティ副詞の変遷―ドウモとドウヤラを中心に―
小池 康 - 否定述語と呼応する「しか」「以外」「ほか」をめぐって
朴 江訓
第45号 2007/08/31刊行
- 山上憶良の叙述の方法―対句表現と指示語の関連―
田中 真理 - 〈滑稽小説〉から〈喜劇〉へ―尾崎紅葉『夏小袖』論―
植田 理子 - 森鴎外「佐橋甚五郎」試論
韓 貞淑 - 遠藤周作「アデンまで」論―留学体験と疎外されるという絶望―
李 英和 - 上下関係が会話管理に与える影響―情報提供の「~んですね」「~んですよ」を中心に―
生天目 知美 - 中学校教授要目の成立過程における文章観
八木 雄一郎
第44号 2007/02/28刊行
- 「サフラヒヲハンヌ」の敬語性
舩城 俊太郎 - 「続後撰集」神祇部私見―その構成と歌道家の扱いを中心に―
名子 喜久雄 - 〈立證〉と〈創造力〉―森鴎外「椙原品」論―
村上 祐紀 - 「転向」と「モダンガール」の終息―夢野久作『少女地獄』論―
申 河慶 - 太宰治・〈明るさを装う〉心構え―「十二月八日」論―
厳 大漢 - 「花ざかりの森」の成立背景―学習院における「貴族的なるもの」の位相―
杉山 欣也 - 岡倉由三郎におけるオレンドルフ教授法の受容の考察
金沢 朱美 - 『社会百面相』の文末形式に見られる性差―女性性・男性性の表出と言語形式の選択―
任 利 - 「のだ」文とテクスト構造―内容区分とまとまりに関連して―
俵山 雄司 - 日韓両言語における「否定一致現象」について
朴 江訓
第43号 2006/08/31刊行
- 自然科学用語の意味転用―蘭学者の造語の中から―
木村 秀次 - 一休が「し」の字を書いたこと―〈本当の話〉という伝承―
松本 健 - 定住者のいない満洲/「逞しき」朝鮮人―中野重治「モスクワ指して」の植民地表象をめぐって―
徐 東周 - 「一八九六年のロンドン博物館附属動物園の猿たち―太宰治「猿ケ島」にみる日本(人)表象―
王 盈文 - 野口雨情の教育観と「立体」の関わり―童謡作品「四丁目の犬」を一例として―
金田 啓子 - 韓国語のul/lul格連続現象について―日本語のヲ格連続現象との対照―
文 智暎
第42号 2006/02/28刊行
- 槇島昭武伝記再説
小林 祥次郎 - 景物と人事―山部赤人の対句―
田中 真理 - 芥川龍之介「奇怪な再会」―隠喩としての狂気―
孔 月 - 《消費》と「モダンガール」―菊地寛『受難華』論―
申 河慶 - 「臣民」と「不逞鮮人」―今村栄治「同行者」に見る民族・移民・帝国―
柳 水晶 - 日韓名詞連結の対照研究―「N1 N2」形態の結合関係と「の/의(ui)」の介在傾向について―
洪 榮珠
第41号 2005/08/31刊行