『日本語と日本文学』バックナンバー
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第30号 2000/03/25刊行
- 表紙、目次、奥付
- 「君が代」考
桑田 明 - 『趣味の遺伝』論―「学問」に隠された「余」のエゴイズム―
呉 俊永 - 日露戦後の〈自己〉をめぐる言説―〈自己表象〉の問題につなげて―
日比 嘉高 - 〈故郷〉を〈創造〉する〈引揚者〉―安部公房とシュルレアリスム―
波潟 剛 - 焦点と主格補語の関係―談話資料による補語顕現率・焦点句形式調査から―
天野 みどり - 言い換え後置分析と後置表現の認定
冨樫 純一 - 連体修飾節における複合辞
守時 なぎさ
第29号 1999/08/25刊行
- 表紙、目次、奥付
- 坂上郎女の枕詞の性格―家持の方法の前提として―
白井 伊津子 - 〈虚〉の文学から〈実〉の文学への凝視―二葉亭四迷の文学論における「真理論」の成立の背景―
鄭 炳浩 - 従軍文士の渡韓見聞録―日清・日露戦争期の〈朝鮮〉表象と与謝野鉄幹「観戦詩人」―
中根 隆行 - 野々宮の恋愛はなぜ実らなかったのか―「ベーコンの二十三頁」から読み解く〈恋愛〉と〈学問〉―
呉 俊永 - 谷崎潤一郎『魔術師』における浅草
張 栄順 - 太宰治『待つ』の教材としての可能性―内容と表現の接点への意識を喚起するための導入教材―
山下 直 - 小砂丘忠義におけるプロレタリア教育の影響と「表現技術」指導
飯田 和明 - 順接確定条件の論理構造
安 善柱 - 連体詞「ある」の統語的位置
松本 哲也
第28号 1999/03/25刊行
- 表紙、目次、奥付
- 中臣宅守と敬語
伊藤 博 - 延慶本平家物語と長門本平家物語の本文―「木曽最期」の物語言説の位相差をとおして―
名波 弘彰 - 上代日本語の母音脱落とアクセント―融合標示の手段としての両者の相関性―
権 景愛 - 話し言葉における「トイウコトダ」の諸相
加藤 陽子 - 疑問文文末形式「否定辞+カ」の意味と用法
カノックワン・ラオハブラナキット - とりたて詞「まで」「さえ」について―否定との関わりから―
茂木 俊伸
第27号 1998/08/31刊行
- 表紙、目次、奥付
- 『万葉集』の仮名表記―表意性を有する例を中心に―
奥田 俊博 - 「堀河百首」における「相模集」の受容について
渦巻 恵 - 『浮雲』の中絶の問題をめぐって―〈意〉と〈形〉の狭間で―
鄭 炳浩 - 『三四郎』冒頭部における「ベーコンの二十三頁」のもつ意味と機能―『三四郎』論序説―
呉 俊永 - 古典典拠に言及する小説の語り―芥川龍之介『芋粥』―
下西 善三郎 - 湯浅克衛文学と母胎としての「水原」―『カンナニ』を中心に―
南 富鎮 - 純粋志向の文学言説―佐藤一英「純粋童話」の提唱とその周辺―
中根 隆行 - 「文学」を理解させる「国語教育」とは―西尾実の文学教育論と「比べ読み」を応用して―
石塚 修 - 副詞一語文に関する意味と自然さの計量的研究
小池 康
第26号 1998/02/28刊行
- 表紙、目次、奥付
- ソウル大学図書館蔵・奈良絵本『秋の夜の長物語』―翻刻および紹介―
内田 康 - 小次郎法師の物語―泉鏡花『草迷宮』論―
魯 惠卿 - 帰国直後の永井荷風―「芸術家」像の形成―
日比 嘉高 - 安部公房『砂の女』論―登場人物と「砂」、およびテクストとの関係をめぐって―
波潟 剛 - 接続助詞「が」の提題用法について
亀田 千里 - 終助詞「な」の機能―発話様式の適切さに関する諸要素から見た一考察―
秋山 学 - 可決・否決のストラテジー―大学生の話し合い場面の会話分析―
若野 恵 - トイウの談話語用的役割
守時 なぎさ - 滑川道夫読書指導論における児童文化的視点
足立 幸子
第25号 1997/08/01刊行
- 表紙、目次、奥付
- 絵入版本『曽我物語』について―寛永頃無刊記整版と寛永三年刊本の挿絵の検討―
小井土 守敏 - 『保元物語』崇徳院自筆五部大乗経の検討
山田 雄司 - 〈政治〉と〈文学〉の間で―坪内逍遥『内地雑居未来之夢』の中の「外国人」像―
斉藤 愛 - 「ないければ」から「なければ」へ―一九世紀における打消しの助動詞「ない」の仮定形―
奥村 彰悟 - 国語教科書における地理的教材の変容
甲斐 雄一郎 - 程度副詞と命令のモダリティ
林 奈緒子 - 行智と韓語―大東急記念文庫蔵『諺文攷』『諺文解』を中心に―
閔 丙燦
第24号 1997/02/01刊行
- 表紙、目次、奥付
- 「千世の雪」と「千世のゆかり」―貫之集歌の本文異同と貫之の表現―
加藤 幸一 - 機械主義と横光利一「機械」
日比 嘉高 - 文学教育におけるコミュニケーション・モデルの構想
上谷 順三郎 - ダケのスコープと文中における境界
安部 朋世 - 複合助詞「として」の諸用法
馬 小兵 - 必然系と可能系のモダリティ―条件接続表現によるモダリティ形式を例に―
田村 直子 - 現代日本語における三人称代名詞「彼(女)」に関する一考察
ソムキャット・チャウェンギッジワニッシュ
第23号 1996/08/01刊行
- 表紙、目次、奥付
- 今昔物語における【ただ〔動詞〕に〔動詞〕】型表現形式の運用法―その意味的特質との関連から―
島田 康行 - 『羅生門』論―感性から論理へ―
高橋 龍夫 - 「父母」を詠む歌―天平勝宝七歳の防人歌をめぐって―
阿部 りか - 「カナ」「カシラ」に関する考察
カノックワン・ラオハブラナキット - 自動詞文における格の代換について―「発生」と「移動変化」をめぐって、「あふれる」を中心に―
安 平鎬 - 『全一道人』の三濁点について
閔 丙燦 - 「日本語と日本文学」1号~22号掲載論文一覧
第22号 1996/02/29刊行
- 表紙、目次、奥付
- 『日本永代蔵』の神仏の表現と教訓性について
石塚 修 - 『枕草子』における「いふべきにもあらず」―メタレベルに現れる清少納言の表現意識―
若杉 俊明 - 「おぼゆ」考―『源氏物語』を中心に―
柳 椿姫 - 日本語と中国語の第三者敬語における「親」・「疎」の働きの比較対照―日本人と中国人学生の言語調査を中心に―
郭 俊海 - 「タメニ」の意味表出と構文的特徴―複文に見られる時間関係と意志性について―
于 日平 - 現代日本語での「の」と撥音の交替―音声上の特徴から見た撥音形の容認性に関する一傾向―
那須 昭夫 - 辞的成分と共起する副詞の計量的研究
小池 康
第21号 1995/06/20刊行
- 表紙、目次、奥付
- 飛鳥川の淵瀬―古今集九三三番歌の成立と受容―
杉浦 清志 - 『新勅撰和歌集』と後鳥羽院―雑歌を中心として―
永田 初枝 - 日本語のヴォイスの体系とプロトタイプ
佐藤 琢三 - 単独形式化モダリティ
金 東郁 - 疑問表現における「の」の機能の一側面―前提との関わりを中心に―
牧原 功 - 転換を表す接続詞「さて」「ところで」「では」をめぐって
甲田 直美 - ハズダの意味と用法
田村 直子