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知の版図(悠書館、2007年)
第 I 部 旅する知識
第1章 クジラ漁の始まったころ:『白鯨』と船舶位置確定 鷲津浩子
第2章 想像上の地図、想像力の地図:地図作成と文学に関する黙想 イーハブ・ハッサン(佐藤憲一訳)
第3章 旅する歴史家:フランシス・パークマンの歴史記述における空間性と土地の記憶 山口善成
第4章 馬車と自動車の攻防:ジョイス「レースの後で」の交通表象 荒木正純
第 II 部 制度としての枠組
第5章 萌えるキャラクタリズム:初期近代イギリスのテオフラストスとジェントルマン 圓月勝博
第6章 起源付きのアメリカ:アメリカ哲学協会と〈アメリカ的〉知の枠組の成立 佐藤憲一
第7章 大学と諜報:知識の枠組みとしてのOSS/OWI 宮本陽一郎
第 III 部 エピステーメとしての「アメリカ」
第8章 黒い音楽、白い音楽:スコット・ジョプリンのピアノ・ラグタイム 中田崇
第9章 女性とホロコースト:ルスティクとオジックの小説を中心に 羽村貴史
第10章 認識論と詩:ディヴィッド・ムラのうつろいゆく諸相 E・B・バリエリストリ(杉本裕代訳)
イン・コンテクスト (「Epistemological Frameworkと英米文学」研究会、2003年)
〈光〉を運ぶもの:または、17世紀後半王位教会の魔術的知の枠組み 荒木正純
パッシングを超えて:ネラ・ラーセン『パッシング』における人種/セクシュアリティー 鵜殿えりか
アメリカン・デモクラシーと楽園の現実 大畠一芳
H. D. の『トリロジー』と神秘主義:変容する詩の言葉 喜多文子
ロボットたちの反乱:『プレイヤー・ピアノ』と労働管理 齋藤博次
高度文明社会における罪と罰:『雨の王ヘンダソン』小考 坂口佳世子
荒野から庭園へ:『フィロソフィカル・トランザクションズ』におけるニューイングランド 佐藤憲一
ラルフ・エリソンの『見えない人間』と生の哲学 竹内美佳子
「戦場」としての身体:グローリア・アンザルデュアにおける読むことができないことの未来 竹村和子
ホーソーンと博物館:「ヴァ―チュオーソの収集品」試論 友永喜久
記憶化される歴史:シャーマン・アレクシーにおける歴史と虚構 長岡真吾
ディオニソスの森へ:『皇帝ジョウンズ』と非理性の表象 中田崇
知識の生産と記憶の再生産:ホロコーストの認識論 羽村貴史
知と情の図像学:メルヴィルとピクトリアリズム 星野勝利
クレイジオロジー:ロバート・リンドナーと冷戦初期の精神病理学 宮本陽一郎
真物への道程−引用と改作:〈モダニズム〉の先へ マリアン・ムーア作品の詩観 森田孟
歴史学部スパークス教授の苦悶:19世紀前半のアメリカにおける歴史記述 山口善成
消えゆくアメリカ人の救済:未開趣味、モダニズム、文化人類学 余田真也
静止と適応:現代アフリカ文学の主題 シーラ・ロバーツ (森田孟訳)
暗合/号する宇宙:エドガー・アラン・ポウ『ユリイカ』をめぐって 鷲津浩子
アメリカ文学とテクノロジー(筑波大学アメリカ文学会、2002年)
序論 アメリカン・テクノロジーへの道 鷲津浩子
二つの独立物語:フランクリンとナチュラル・フィロソフィー 竹腰佳誉子
空の座標:エドガー・アラン・ポウと気球 鷲津浩子
水晶宮と聖ヴェロニカ:メルヴィルとテクノロジー 星野勝利
「透明な眼球」の誕生:知/視覚のテクノロジー 長妻由里子
テクノロジー、デモクラシー、そして二人のヘンリー 大畠一芳
エイブラハム・カーハンとテクノロジー 大工原ちなみ
シャーウッド・アンダソンとテクノロジー:技術新社会の悲しみ 新井哲男
快楽・健康・不安:ヘミングウェイと主体構築のテクノロジー 中尾信一
テクノロジーの誘惑:フォークナーとテクノロジー 植野達郎
都市とテクノロジーと自由:『オーギ―・マーチの冒険』試論 坂口佳世子
核戦争と終末言説:マラマッドの『神の恩寵』考 羽村貴史
虚構と欲望としてのテクノロジー:『サムラー氏の惑星』を中心にして 斎藤博次
荒野のテクノロジー:1970年代アメリカン・ルネサンスとインティアン 余田真也
ショック療法時代の文学と文化:マインド・コントロール・テクノロジーとポストモダン 宮本陽一郎
ハイウェイの現象学:機械身体の精神性−クローネンバーグの『クラッシュ』を見る 中田崇
あとがき 森田孟
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