TES 18号 掲載論文のキーワード・要旨


著者名

Koichi Nishida [西田光一]

論文題目

An Analysis of Predicational Sentences with Special Reference to Class and Quality Descriptions

キーワード

 

 

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著者名

Akiko Miyata [宮田明子]

論文題目

Two Types of Resultatives

キーワード

resultative constructionsmanner/result verbsliteral/figurative readings

結果構文には、文字通り結果の解釈しかもたない場合、比喩的な解釈を受ける場合、そして、結果と程度の解釈であいまいになる場合がある。本稿では、これらの解釈がどのように決まってくるのかを、結果構文とそこに生起する動詞とのかかわりで考察している。本稿を通して、構文全体の意味というのは、その構文形式だけから決まってくるものではなく、その構文に入る動詞の意味も、その構文全体の意味を決定するのに重要な役割を担うことが明らかとなる。

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著者名

Keigo Yamada [山田圭吾]

論文題目

On Pseudo Double Nominative Constructions in Japanese: With Special Reference to Relativization

キーワード

二重主格構文、関係節化、概念構造

日本語の二重主格構文と関係節化の現象を扱っています。

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著者名

Keiko Sugiyama [杉山桂子]

論文題目

On the Subjectivity of the CharacteristicUse of Will

キーワード

Characteristic/Episiemic/Root Will, Propositional/Modal Elements, Generic
Sentences

本論文では、Oil will float on waterのような総称文に現れるWill (characteristic will)が、文の意味構造において、命題内容を構成する客観的成分であるのか、話し手の心的態度を構成する主観的成分であるのかを論じる。方法としては、中右(1992,1994)が命題内容成分だけからなると述べているいくつかの統語的領域があるが(例えば強調構文のthat節内)、その中にcharacteristic willが現れるか否かを調べていく。

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著者名

Katsuo Ichinohe [一戸克夫]

論文題目

An Essay on Morphosyntactic Characteristics of V-te I- Complex in Japanese

キーワード

補文構造、依存関係、イディオム表現と構文

従来から、V-テ イルという連鎖は、語ではなく句のレベルの表現であることが指摘されている。具体的には、イルがテを補文化辞とする補文を取っていると考えられる。しかし、その一方で、V-テの部分を移動したり省略したりできないという統語的性質や、意味的に見て単純な構成的分析を拒むという事実があり、V-テ イルが語に近い緊密性を有していると言える。同じことは、他のV1-テ V2複合表現(V-テ アル、V-テ オク等)についても当てはまる。こうした事実を説明するために、本稿ではO'Grady (1998)によるイディオムの構造に関する分析と、構文を一種のイディオムと見なすというアイディアに基づく分析を提案している

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著者名

Manabu Kusayama [草山 学]

論文題目

The Subjects of Event and State Predicates

キーワード

EVENT, STATE, PRE-EXISTENCE

主語の位置には、様々な意味役割を担う実体が生じると言われているが、Schlesinger(1995)は、その位置には大きくは、2つの意味役割を担うもの(AgentとAttributee)に大別できると述べている。本稿では、その考えをさらに発展させることによって、使役交替現象、中間構文、再帰形をともなう構文、Tough構文などにおける主語の問題を統一的に捉えられる可能性を提示している。

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著者名

Hiroyuki Tahara [田原博幸]

論文題目

A Note on Exceptive Use of But and Except

キーワード

exceptive use, but, except

本稿では、除外を表すbutexceptについて、先行研究で行われているexceptに対する5つの観点からの分析と、さらに新たな観点を用いて両者の比較を行なっている。

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著者名

Joe Morita [森田 省]

論文題目

Secondary Predicates Stacked

キーワード

 

 

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