会員紹介

教員

日本文学(古代文学) ― 菅原道真を中心に古代・中古漢文学の研究
日本古代律令官人の文学の本質は「総合性」にあると考えます。現在の学問では、哲学・歴史学・文学・経済学・法学・物理学・数学などと多岐に分化する学問を統合的に捉えて思惟する知性がそこには存在します。現代社会をよく生きるためのツール、総合知の理想的なあり方のヒントがあると考えています。
日本文学(中古文学) ― 『源氏物語』を中心に中古物語文学・注釈史の研究
『源氏物語』の注釈史について研究しています。近代以降の常識では注釈は作品を理解するためのものとして捉えられていますが、それとは異なる、作品にたち戻ってゆかない注釈のありように出会う思いがけなさを追いつづけています。『源氏物語』とはまったくかかわらないような書(字書や歴史書、仏教関係の書など)のなかで『源氏物語』注釈書の注に出会うと、古い知りあいにあったようなうれしい気持ちになります。
日本文学(近世文学) ― 芭蕉・蕪村の俳諧を中心に近世俳諧文学の研究
私の研究分野は日本古典詩歌で、和歌、連歌、俳諧、俳句と続く日本の詩歌の流れとそれらを貫く日本詩歌の特質について研究しています。中でも共同制作の詩である俳諧の詩的達成について、松尾芭蕉や与謝蕪村などの俳人たちの作品を中心に研究を進めています。
日本文学(近・現代文学) ― 明治期の小説を中心とした近・現代文学研究
専門は日本近代文学です。博士論文では明治を代表する小説家・尾崎紅葉の作品が当時どのように書かれ・読まれたのかについて同時代的状況を掘り起こしつつアプローチしました。そこから現在は、作家や作品が生み出されたその時代ならではの状況(折衷文典、明治期心理学、文学者と新聞編集など)をみすえた研究を行なっています。研究でも授業でも、歴史的距離感をもった作品解釈・分析を心がけています。

院生

学年
名前
研究内容
5年次
日本近現代文学、安部公房
5年次
平安朝漢文学・和漢比較文学・日本中古文学
5年次
日本中古文学・『伊勢物語』注釈
4年次
日本中古文学・仏教文学・『法華経』
4年次
日本近代文学・芥川龍之介
3年次
『史記』旧鈔本研究
3年次
日本中古文学・『源氏物語』・『源氏釈』
3年次
和漢比較文学・『新撰万葉集』
3年次
日本近代文学(韻文)
博士後期課程1年次
日本近現代文学・川端康成
2年次
日本中古文学・漢文学・『白氏文集』・『源氏物語』
2年次
日本近代文学・室生犀星
2年次
日本近現代文学・出版編集研究